今年の2月にService Plusでだたでワイパーブレードを交換してもらって、半年以上経過した。 最近スジが目立つようになり、今回から有償で交換することに。 WEB情報とETKAパーツリストから、ゴムだけ交換できることが分かっていたが、実車と補給品を見比べ失敗の無いように交換。 57705km 2010.10.27 |
あらかじめ運転席の窓は開けておきます。 イグニッションOFFにしてキーを抜きます。ワイパーレバーを下に操作(MIST)すると、ワイパーがサービスポジションで停止します。 運転席のブレードから作業に入ります。 この時点で、タオル等をワイパーとフロントガラスの間に挟んでおきます。 こうすることで、チャピったり、風が吹いてワイパーアームがバネで戻ったときに、ガラスを叩き割るのを防げます。 アームを立てたまま、絶対に手を離してはいけない。 ワイパーアームの四角いボタンを押して、ラッチを外しブレードを外します。 うまく外れるはずでしたが、ごらんの有り様です。 | |
ワイパーブレードのラッチ部分がポキッと折れてしまいました。 材質はPOMだけどこんなもんだ。 | |
こんなこともあろうかと、以前にディラーで交換した古いブレードをもらっておいて助かった。 | |
上:外したらツメが割れたブレード
下:ディーラーでもらった取り外し品 | |
これが補給品のワイパーゴム 1K0 955 429 @1155円 長さ650mm 必要な長さに切断して使用する。助手席は475mm、運転席は600mm キャップが2つ付属しているが、私の車のブレードとは合致しない。 調査したところ、このキャップは2007年9月までのBOSCH旧型エアロワイパー用らしい。 ゴムには賞味期限があり、製造から3年以内に使えと印刷されている。 Explore dateがそれ |
おおよその生産時期 | 助手席ワイパー品番 | 運転席ワイパー品番 | 備考 |
2003.10-2005.10 | 1K2 955 425 A 03C | 1K2 955 426 A 03C | BOSCH製 アームに固定する方法がSIDE LOCK |
2005.11-2007.9 | 1Q2 955 425 03C | 1Q2 955 426 03C | BOSCH製 アームに固定する方法がTOP LOCK |
2007.9-2008.11 | 1Q2 955 425 A 03C | 1Q2 955 426 A 03C | Federal Mogul製 ゴムを骨でSIDE LOCK クランプ部 幅18.9mm | ETKAで調べたところ、こうなっていた。上記は右ハンドル車。 |
BOSCH製のSIDE LOCKとTOP LOCKの違いは、ブレードASSYとアームの組み付け方式による区別。 その区別で言うならFM製もTOP LOCKというべきではあるが、ETKAではゴムの固定方式で表現することに置き換わっている。 |
2006年モデル以降代替 | 5K2 955 425 | 5K2 955 426 | 2006年以降のTOP LOCKは品番が変更になっています。 |
2006年モデル以降のブレードはどう違うのか? 外観上は大きく違わないが、ゴムを引き止めるところのバリアの出方が異なっている。 旧品番は広いけど、新品番は狭い。(先っぽも、回転中心側も) よって私のように、骨だけ再利用して、ゴムはBOSCH製の1K0955429を使おうという場合、旧部品のほうが出し入れしやすいというわけだ。 | |
補給品のキャップと、実車のキャップの比較。
長手方向の長さが違う。裏側写真 補給品のキャップに取り替えることはできません。 なぜなら、補給品はBOSCH製のエアロワイパーにしか適合してないからである。 ELSAで調べたら、ジョイントフリーワイパーブレードの適合はBOSCHのみ。Federal Mogul製につけた場合は正しく機能しないということだ。 でも補給品を見ると、良く似ているし、ガラスに接触するスキージの薄さこそ違うが、骨と接触するところは流用できそう。 BOSCH製とFederal Mogul製の識別 | |
ワイパーブレードの骨のところには品番がレーザー印刷されている。
写真は運転席側600mm 1Q2 955 426 A と書いてある。 前に交換したときに、代替品に変わっていたか、最初からこの品番だったかは分からない。 ブレードは4,5回交換しているが、たぶん初回交換時にはすでにこの品番になっていたと思われる。 | |
このブレードはSIDE LOCKと呼ばれるもので、旋回中心に近い側のワイパーゴムの末端にストッパーバリアがあり、このバリアが骨の先端の引っ掛け部分と、キャップの間に固定され、旋回中心側の末端に固定されるしくみ。 ゴムを外すにはどうしたらよいか研究したところ、バリアをニッパ等で切って、遊ばせておいて中央側へ3mm戻して骨の隙間から引き抜く方法を思いついた。 | |
が、さらによーくにらめっこっし、さわっていたら、バリア部をバリア固定隙間から強引に引っ張れば引き抜けることに気づいた。 ほらこのとおり。 | |
最初に運転席側から取り掛かる 補給品のゴムを600mmちょうど、ものさしが無いときは外したゴムの寸法+1mm〜+2mm(少しだけ長め)良く切れるハサミで切断します。 OLFAアートナイフPROで切ろうしましたが、上手に切れないのでそういえばと思い出し、ビートルのときもハサミに切り替えたような気がした。 | |
ブレードの骨のいずれかの端っこの入れやすいほうからスルスルスルッと入れられると思ったが、けっこう固い。 石鹸水の桶に浸しながら入れると、スーッと入るよ。 | |
あとは外した手順と逆の手順で、車両に組み直す。 ウォッシャーを出して、うまく拭き取れるか確認する。 | |
運転席がうまくいったら、助手席側も同様に組み替えます。 | |
Federal Mogul製のゴムの断面と、BOSCH用補給品の断面比較 細部において肉厚が異なるが、なぜ入れにくいのか詳細分析できず。 たぶんだけど、ゴムの背中が骨の奥に当たっているね。 | |
運転席が完成してから助手席に取り掛かるのには理由がある。
切断寸法を間違えて若干短かく切ってしまっても、助手席用の475mmに転用できる。 運転席完成後の拭き取り検査でうまくいかなかった場合、助手席の作業には取り掛からず別の手段、ブレードごと交換、あるいは元のゴムに戻す。 | |
交換後の拭き取り具合 助手席側のこのあたりの拭き残し(ブレードの浮き)がある。 エアロワイパーブレードは、経年変化で骨のばねが弱くなり、その結果自由時の湾曲があまくなり、先っぽが当たらなくなるので、最近ではゴムだけ交換することはやめて、ブレードごと交換しているとディーラー黒服マイスターに聞いた。 ゴムのみの交換は1回だけにしておいたほうがよさそう。 |
あっ、そういえばリアのエアロブレード6Q6 955 425 A (1155円)も買っておいたんだった。あとで交換しておこう。
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補給品のリアワイパーブレード 6Q6 955 425 A 1155円 | |
リアワイパー 運転席窓を開けた状態で、イグニッションキーを抜いて作業に取り掛かります。 | |
ワイパーアームを立てて、ワイパーブレードを起こします。 すると、ロックパーツが少し移動します。 と普通に説明してますが、実は間違いであった。 ワイパーブレードはここまで起こしてはだめ。 ロックパーツの引っかかるところの、出っ張りの角が擦れてR面取りされてしまう。 そういえば思い出した。過去にロックパーツがなかなかスライドしないので、ここまで起こしたらなにかカジッた音がしたわー。 | |
一度カジって角が丸くなっているので、もう元には戻らないので、気にせず続けますが、
ロックパーツのこの部分に指を掛け、写真で左方向へスライドさせるとロックが外れます。 両手を使うとよいでしょう。 | |
外れました。
過去に損傷させたのは、ここのピンの出っ張りの角です。 | |
補給品のワイパーブレードを組み付け、ロックパーツをスライドさせます。 ここではたぶん途中までしかスライドできないかと思います。 | |
ワイパーアームを戻し、ロックパーツスライドさせ、カチッと音がして確実にクランプできたか確認します。 アームと、ロックパーツの隙間が大きいとダメです。 |
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