TOTO 定量止水栓 TMF47AN 定量止水ユニット交換
TOTO 定量止水栓 TMF47AN 4年使ったら、 自動で止水できなくなりました。 |
TOTO 定量止水栓 TMF47AN 修理 2017.7.7
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TOTO 定量止水栓 TMF47AN 4年ぐらい使っていたのだけど、ハンドルを回しても感触が悪く、バルブは開いて給水はできるが自動で止水出来なくなった。 | |
交換用の補修部品が用意されてます。TH535-2RR 定価は税込み4860円です。 楽天やMonotaroで買うと3985円送料込 | |
交換の準備をします マイナスドライバーで、止水栓(湯側、水側の2ヵ所)を閉めます。 | |
カバーをヘアピン等でこじって外します。 | |
次に、バルブカバーを緩めるのですが、ここにも困らせる種が蒔かれており、締め付け工具や、それをモンキーで挟んで回しても緩まないようなオーバートルクで固く締まっており、簡単には緩みません。 | |
工具を自作しようと思ったけど、手っ取り早く専用工具TZ115R (定価 税込み9018円)を買いました。 Amazonで5550円 9.5sqのドライブ穴がついた、大きなマイナスビットです。 外径28、ベラ厚みは中央部は1.6、ふちは2.0です。 なんでこんなもんが9000円もするのか。ここもTOTOがあほなところです。自社でこんなコストのかかる工具を切削で作っている。 ドラッグリングソケット4101-1(2.7x16.6)、4101-2(3.7×24)というのがあり、これを削って幅2mmにすれば使えそうだ。 清水のKo-kenにOEMで作らせれば2000円ぐらいで作れると思うけど。 | |
9.5sqのラチェットハンドルでようやく緩めることができた。 | |
ようやくバルブカバーが外せました。 | |
バルブ部を取り外します。 これを外してからでないと、定量止水ユニットが抜けない構造になってます。 |
続いてハンドル部を外します。 |
中心のキャップをこじって外して | |
+No.2ドライバでねじを外します。 | |
ハンドルを引っこ抜けば、ストッパB(目盛付手前)、ストッパA(奥)が現れます。 ワッシャを外し、ピンを引き抜き、ストッパも外します。 | |
次はスピンドルガイドと呼ばれる2面幅24.2mmのナットを外すのですがなかなか外れません。 たいへん固く締まっており、ゆっくり回そうとすると、水栓本体も持ってかれます。コンと叩いて勢いをつけて手動インパクトレンチもどきの回し方をするとよいでしょう。 TOTOは、頭が悪いから、オーバートルクで締め付けているんだよ。水なんか漏れたって大したことないのに。 | |
スピンドルガイドを緩めると、定量止水ユニット部ごと外れてきます。 | |
スピンドルガイドの六角ナット部2面幅を計って見ましょう。
24.17-24.20mmぐらいあるんです。 KTCの12.7sqソケットレンチB30-24は嵌りません。 ぼっこいガバガバの隙間がひろいソケットレンチでないと嵌りません。 手持ちのぼっこいソケットでなんとか嵌りました。 12.7sqのドライブ側はシャフトと干渉して途中までしか嵌ってません。 ディープソケットか、75°メガネレンチで二面幅が24.25mm以上のものを選別して購入するとよいでしょう。ストレートの24mmディープソケット10-1224は24.3mmぐらいだったので、ぎりぎり嵌りました。 TOTOからはプラグレンチみたいな24.5mmのTZ8という専用工具が用意されてますが、柄が短いので、それで回すのも大変でしょう。 | |
定量止水ユニット部 TH535-2RRの構成部品です。 定量止水ユニット、ピストンバルブ、Oリング3点、それに施工説明書がついてます。 | |
故障した定量止水ユニットと新品の比較。 故障品はギヤが欠けてます。 | |
ピストンバルブ
古いほうは特に故障しているわけではありませんが、これを外さないことには、内部で干渉して定量止水ユニットを交換できないので、サービスパーツとして付属しているのでしょう。 これも交換しておきます。 | |
あとは分解と逆の手順で、組みなおすだけです。 浴槽は200Lですので、ストッパBの位置を250→220ぐらいにして組み直します。 | |
ちゃんと自動止水できるようになりました。 |
先人参考サイト: FIAT パンダ45TMJ47ARKX 説明書など TH535-2RR 施工説明書 TMF47AN パーツリスト 専用工具TZ115R 専用工具TZ8 TMF47AX パーツリスト |
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