拾ってきたファンヒーター ダイニチ FW-3301 駐車場にちょこっと土地を貸している産廃業者からもらってきた。使ってみたら 点火はしたので、分解研究しつつ清掃することにした。 鉄板はベコベコ、雨ざらしで数日経過していたやつ。天板がへこんでいるのは、廃棄物として取り扱い、積み上げた証拠である。オークションで天板がこのようにへこんだものを見るが、元々は不燃ごみだよ。 2011.3.15 |
これなんだけど。 すごく汚いでしょ。泥だらけ。持ってくる間に灯油も こぼれ、ベトベト。 とりあえず、前面パネルを開けて、内部のの状態を見る。基板は 腐ってはいないようだ。置台の汚れを少しエアーで飛ばし、 水洗いをする。 | |
汚いし、危険なので外で通電。 運転してみたところ、最初は煙だけ出て点火しなかったが、数回着火をリトライしてほっといたら点火してた。 使えそうだ。掃除してみるか。 油を吸い取ったキッチンペーパーを、玄関先のタイルのところに一時的のポイしてたら、油が染みちゃった。あとで米糠をふりかけて吸い取っておかねば。 | |
FW-3301 95年製 3.84kWモデル 燃料消費量は最大パワー時において0.4L/h 当時の33というのは3300kcal/hの発熱量でモデル名を決めていた。だから今の33よりもパワーがある。 | |
背面、送風ファン側。
天板もベコベコ。無残な姿。 | |
室内で、再度点火テスト。今度は煙も出ずOK。
けむりはが出るというのは、送油ポンプ内の灯油切れ等でバーナーが空焼き状態になるときにそうなるようだ。 油受皿を見ると、水も溜まっていたのであとで掃除しておこう。 | |
天板裏面、塗装してないところがある。塗装治具のマグネットにくっつけて塗装しているようだ。
カートリッジタンクの扉もゆがんでいる。 | |
遮熱板の上にもホコリが堆積 | |
ファンの羽根のエッジのホコリの堆積状態だけで判断するならば、あまり使ってないような気もする。まあまあきれい。 | |
バーナーボックス、置台のあたりの油、ホコリはこんなふうだ。 外だけきれいにしても、中はこんなもんである。 | |
いつものように上回りをごっそり外して | |
燃焼室本体と遮熱板を外す。 バーナーボックス上板とはねじで固定されておらず、上に載っているだけ。 | |
混合管に供給する一時空気の通路となるカバーを空ける。 カバーにはスポンジが貼付されている。(エジェクター効果音の共鳴防止と思われます) | |
このあとバーナーを外ために、バーナーボックスの表のふたを外す。 | |
こそこそこそっと、手前にバーナーをずらしながら引き部く。 ただで入手したので気が楽だ。どんどん分解できる。 | |
バーナーはこんな構造になってるんだね。 混合管の内部は少し汚れていたので、洗ってやる。 | |
バーナーを外したバーナーボックス内部 点火コイルはこの中においてある。 | |
気化器をはずしてみる。 気化器のノズル部をペンチで挟んでまわしてみようと試みたが、滑って緩みませんでした。やはり分解不可なのであろう。 | |
筒っぽは気化室。ここで灯油が気化ガスとなる。 | |
バーナーボックスを外す。 | |
油受皿も外します。 置台は油とホコリでこんなにベトベト。 洗剤できれいに洗ってあげましょう。 | |
さて組み直すとするか。 | |
そういえば、送油ポンプを見てなかったなあ。
フィルターも汚れていたので、圧搾エアーでシュッシュ | |
フレームロッドのところのカバーには製造日が捺印されている。 平成7年4月18日 | |
カバーを外すと、フレームロッド、点火電極にアクセスできる。
フレームロッドを交換するときは、ここのねじを緩めて交換するんだな。なるほど。 |
気化器を元に戻して
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フレアナットレンチを用いて、フレアナットを締め付け。 分解するときにマジックでマーキングしておくことにより、オーバートルクを防止できる。おおよその目安。 この頭の小さなフレアナットレンチは、アストロプロダクツのジャンクコーナーで52円で買ったもの。こんなとこで役に立つとは。 | |
気化器ソレノイドのニゲパイプも締め付けて元に戻す。 | |
下回りは完成。 燃焼室本体と遮熱板をのっけて、上回りを元に戻してコネクタ嵌合する。 | |
点火テスト。ダイニチ品質のいい炎だね。 油は漏れてないね。 |
前面カバーを元に戻す。
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鉄板のへこみも少し修正して、元通りに組み直しました。 完成。 95年製だけどこれはいいやつだ。 ナショナルの3.5kWよりも火力がある。 掃除していて思ったが、これは内部のホコリも 少なかったし、あまり使ってなさそうだ。まだまだ十分使える。 もっと早くもらっていたら、要らんファンヒーターを買わずに 済んだのに。世の中ダブつくときはダブつく。 |
玄関先にこぼした油を吸い取る。
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玄関先で試運転したときに、こぼれた油をふき取って、タイル上に捨てたので油のしみがついてしまった。奥深く染みる前に、米糠をふりかけておく。 雑草も取らないかんなー。 |
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