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日立 ホームテック 石油ファンヒータ OVF-309K 分解


おやじが拾ってきたファンヒーター 日立OVF-309K
使えるかどうか試したら、使えたらしいが、中を見てみないことには心配なので、分解清掃することにした。
鉄板はベコベコ。泥はかぶっていなかったが、外観はあまりよくなかった。     2011.3.16                           
日立 ホームテック 石油ファンヒーター
OVF-309K 2000年製

鉄板はベコベコでしょ。

程度はよくないよね。
本体裏面。裏はわりときれい。

ファンにもホコリは少ない。
OVF-309K 2000年製 3.0kWモデル

燃料消費量は最大パワー時において0.313L/h
前面パネルをあけると、ホコリがいっぱい。
これも勉強のため、掃除をしつつバラバラにしよう。

このファンヒーター、私が分解する前に誰かが触った形跡があった。 天板と、前面パネルのスキマに、マイナスドライバーを入れて無理にこじった痕があった。
キズをつけてこじるとは、素人の仕業だ。
送油ポンプ付近も、ホコリだらけ。けっこう使い込んであるようだ。
基板まわりの配線の取り回し。

あとで組み直すときに元通りにする為には、やはりこの写真が頼りになる。
操作基板は前面パネルにねじ止めされているのですが、樹脂ブラケットにはインサートがあり、ねじは操作パネルのデザインシートをめくった下側にあるので外れない。

これは鉄板を修理する上で邪魔になるので、操作パネル周りのへこみの修理は困難。
基板だけは外れるので、修理交換はできる。
上回りを外そうとしたら、燃焼筒、バーナーボックス、それに油受け皿ごとついて外れてきた。

どうもこの機種は、切り分けのかたが違うようだ。
機構部分は置き台に固定されておらず、背面パネルにすべて固定されている。

油受け皿の灯油を抜いてから作業すれば、このほうが楽かも。

まずは油受け皿から洗剤で洗いましょう。
送油ポンプを点検。

そんなにゴミは詰まってない。

フィルターをキュキュっと外し、圧搾エアーでシュッとやったら、中に残っていた灯油が、ユニオン側から勢いよくドピュッっと飛び出すので注意が必要。
この機種は横倒しで整備するようだ。
背面パネルを横倒しにすると、バーナーボックスが見える。

気化器の気化部は鉄板で覆われている。
送風ファンを外すと、タッピンねじが一本内部にあり、それを外すと遮熱板ごと燃焼部が外れます。(写真なし)

そして、遮熱板前面壁を外し、遮熱板をうしろ側にスライドさせて外すと、燃焼部に到達できる。

バーナー部 左は点火電極、右はフレームロッド その右の象さんの鼻 は気化器の熱回収棒、これがあるので点火後は自分の炎熱で気化器 を暖めることができるので、ダイニチよりも少し消費電力が少ない。 しかし、当然Qが大きいので点火時に気化部を暖める時間は長く要する。
これは混合管と、炎孔部から成るバーナー

混合管内面はきれいでした。

この状態で清掃作業すると、気化器の真鍮パイプがゆがんでしまいます。
あとで組み立てる時に気づきましたが、時既に遅し。まげて修正しましたが大変でした。
中略、元通り組みなおして             
点火確認
のぞき窓に雲母の板はついてなかったけど、最初からついてなかったのか 誰かが外したのかは不明。この孔のあけかたただと、部品が削除されていたような気もする。
鉄板のへこみを少し修正して、完了。
素人板金では、あまりきれいには直らない。
取説は日立のホームページからダウンロードできる。                   

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