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日立 卓上グラインダ EBK の修理ベアリング交換



近所のリサイクルショップで見つけた日立卓上グラインダ
EBK形 これのメンテナンス
日立 卓上グラインダ EBK 2014.2.24                             
近所のリサイクルショップで見つけた、両頭グラインダー
外観も汚くて、動くかどうか心配だったが、店頭のテストではまあまあ使えそうだったので、購入 1200円
メイバンも汚れていて型式もよく読めなかったが、ガラスクリーナー汚れを落としたら読めた。
日立製作所 EBK形 1973年ごろの初期製品
今の型式で言うとGT15SH相当
軒先でテスト中。
ところが、バランスウエイトも付いてなくて、バランスホルダ(ワッシャ)も欠品。ガードカバーも付いてない。
こっちはバランスワッシャも反対に付けられている。
これは砥石の厚みが16mmよりも薄く、正規の取り付け向きだと、バランスワッシャが奥まで入っても、ウエイトホルダの内径がφ12.7よりも小さいが為に、無理やり反対向きに取り付けてあったでのある。
これは、EBKの修理用にパーツ取り用としてYAで買ったEBT2形 3φ200V 

ガードカバーだけほしかった為に落札。ツールレスト左が欠品、スイッチも割れているが、一応完動品
3相だと人気が無いので2000円+送料800円だった。
2個一にするためにメンテナンス中。
ウエイトもつけてやり、
ガードカバーも移植。これで一応は安全に使える。
が、どうもやかましい。ゴーゴー言う。店先で動かしたときはそんなにやかましいとは感じ無かったのになあ。
そこで、音の原因はベアリングの劣化の疑いありとのことで、分解整備することにした。
ガードカバーを外し、バランスワッシャ、砥石、ホイルワッシャを外して、ホイルガードも外す。
M5の十字穴つきなべ小ねじが硬くて緩まない。浸透潤滑材をかけてもダメ。
インパクトドライバーがあれば簡単に外せたのだろうが見つからなかったので、ヒートガンでねじ部をアブってやったら何とか外れた。
M5の長いねじがたまたまあったので、それを使ってスライドさせて、ローターを外す。 トミーバーと同じ使い方だね。
ようやく外れました。
右側ハウジングのなべ小ねじM6を外す
アーマチャベアリングプーラーが無かったので、ギヤプーラーでベアリングを引き抜く。
元々付いていたベアリングはNSK 6203VVというやつ。
部品表によると6203VVCMPS2L
運良くごそごそやってういたら、そこら辺に同じサイズのベアリングがあったのでそれを使って組み直す
6203ZZ 内径17外径40、厚み12
ベアリングをモーターシャフトに圧入する際には、内輪で圧入せねばならないが、よい治具が無かったので水道用のエスロンパイプを切断して、コンコン叩いて圧入。
右側ハウジングにベアリングを挿入して、ワッシャで固定。M6の十字穴はNo3ビットだよ。

組みなおして、モーター単体で試運転するが、どうも金属音がする。
ローターの振れがあるのかと、ダイヤルゲージで振れを測定してみたが、0.06程度。そんなに振れはない。

ということで、いろいろ調べてみると、モーターやオルタネーターのベアリングには、電動機用ラジアル隙間のベアリングを使うとよいらしい。
6203ZZのあとに補助記号CM付きが電動機用で、回転時の振動や騒音を低くするには、CM隙間を使うとよいらしい。
モノタロウで NTN 6203LLB CM/5Kというのがあり購入。NSK 6203VVCMPS2Lと同等の作り。

LLB 合成ゴムシール付き(非接触形)
CM 電動機用内部スキマ
/5K グリスマルテンプSRL
1個313円
合成ゴムシール付き(非接触形)CM隙間
これに交換したら、振動も少なくなった。
日立卓上グラインダ EBK、 EBK2、EBT2部品表

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