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日立 電気ディスクグラインダ G10SH
ベアリング交換



日立工機のグラインダG10SH
コンクリートを研削していたら、突然動きがおかしくなりモータがロックして、砥石だけが回りホイルナットが緩むという故障
日立工機 グラインダ G10SH 2014.10.17                             
日立工機のグラインダ G10SH 1994年製
これを使ってコンクリートの表面を研削していたら、突然モーターがロックし、砥石だけがガラガラ回り、ホイルナットが緩む。
ホイルナットを締め直しても、また同じ現象。ブラシのところから火花がパチパチ、いつもとは違う。どうもおかしい。砥石を手で回しても何か引っ掛かる感じ。
よくあるベアリングの寿命のようです。 そういえば、年季のかかった回転音がしていた。「キュー魚ー」って言う音
分解はまず、ブラシを外しておいてから、ギヤカバーASSYを外す。
ローターが現れる。手で抜こうとしてもローターは簡単には抜けず、ベアリングホルダの淵にマイナスドライバを引っ掛けこじって外す。
ようやく引き抜けた。
ギヤ側のベアリングがゴロゴロしていた。
ナットを外せばベアリングが外せるのだけど、ローターを手でつかんで、ナットを緩めようとするが手が負けちゃってナットが緩まない。
バイスにクランプすれば緩むであろうから、秘密基地の三ツ爪チャックにクランプしてナットを緩めたら容易に緩んだ。
ベアリングカバーを外すとベアリングが見える。
圧入ではなくスキマ嵌めなので、工具なして外れる。
外したベアリングは、シールドもこすれ、保持器もバラバラ。
シールドの文字を読むと、NSK 608Vと書いてあるので、608VVMC2EPS2Lあたりが使ってるのだろうな。
VV両側非接触ゴムシール、MC2スキマ(普通スキマより小)、E標準より低騒音、PS2グリスマルテンプPSNo.2、Lグリース標準封入量 内径8外径22幅7 部品表によると608VVC2PS2Lのようだ。
ごそごそあさっていたら、608ZZCM/5K(ZZ鋼板シールド付き、CM電動機用内部スキマ)があったのでこれに交換した。
コミュテータ整流子側のベアリングもシャーシャー言っていた。こっちも同じサイズ608VVC2PS2L。
ベアリングプーラーで取り外して、608ZZCM/5Kを圧入
ギヤ部もグリス交換して、元通りに組み立てる。
直りました。いい音で回転します。これであと少し寿命が延びたかな。
取り外した残骸
ベアリング NSK
608VVC2PS2L

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