日平機器 エアーホースリール HAS-207 修理 ホース交換、Oリング交換 |
廃棄品のエアーホースリールを修理しました。 |
秘密基地に設置してあった、かなり古いエアーホースリール ホースが破れてエアー漏れがあり、だれも補修せず廃棄されたものをかっぱらってきた。 名板を見ると、 NIPPEI KIKI HANDY AIR REEL HAS-207 ホース7m 調べたところ、日平機器というメーカーのものであった。 | |
まず、ねじ込み管継手Rc1/4をコーナーレンチで取り外す。 | |
ねじ込み管継手外れました。 | |
本体のナットをs=21めがねレンチで取り外す。 | |
ナットとワッシャを取り外す。 | |
本体側面を樹脂ハンマーでコンコン振動を与えると、カバーが外れます。 ホースは、ホースクランプで回転継手に接続されている。 | |
カバーの内面には、879とロット番号らしき捺印があった。
日平機器に、これは87年9月製ということなのかと尋ねたところ、 カバーに表示されている製造番号は「通し番号」とのこと。 1台ごとに通し番号を不滅印で捺印するとは、たいそう面倒なことをしていたんだね。 1980年代前半〜中頃(?)に販売されていたものだと教えてくれた。 | |
針金を取り外して、ホースを自由にし、ホースを切断。 | |
回転継手ごと外します。 ホースクランプを緩めホースを抜こうとするが、貼り付いていてボロボロ。 ヒートガンで暖めてホースを取り除く。 継手をきれいにしておく。 | |
回転継手は内部にOリングが2個ある。 これも30年以上前のものなので交換します。 Oリングは内径14.07、外径18.37ぐらい、線径はφ2.33ぐらいでした。 交換用のOリングは手持ちのアストロプロダクツの OリングセットのR-09 内径13.0、線径φ2.5を使いました。 ゴムなので、サンハヤトのプラスチックグリスを塗布しておきました。 | |
アストロプロダクツのOリングセット R-09 内径13.0、肉厚2.5を使用。 | |
新しいホースに交換し、コスレ防止のばねを介して針金でクランプ。 | |
ほぼ出来上がり。 | |
ホースを巻いたまま分解したので、ホースを隙間から手で入れましたが、実はこのままだと、ホースを最後まで伸ばせず、3T程度が出てこなかった。 バネで戻るのが怖くないのなら、ホースを引き伸ばした状態で分解、ホース交換したほうが良いよ。 | |
エルボRc1/4を介して、チューブコネクタを取り付け。
エルボRc1/4を介してチューブコネクタを取り付けたが、おねじRp1/4に直接接続できるRc1/4めねじつきエルボチューブコネクタは、そんなに多くの会社が作っていないんだね。 Monotaroで調べたらピスコ(PISCO)とAirTACの2社しか見つからなかった。 | |
ブラケットを柱につけて、リール本体を引っ掛ける。 完成。 | |
外したホース HANDY AIR REEL IDEC (純正品) どうやら、30年〜40年前の製造時のままのものがついていたみたい。そりゃー裂けるわね。 | |
ストッパーボールもゴムが劣化して、ところどころひび割れていたので、Monotaroで手配。
469円+消費税47円 品番:HA208N-29 | |
30年以上前の製品ですが、ケースは鉄板で出来ており、修理すれば末長く使える。 構造が単純で部品点数が少ないので、修理は容易である。 本体の大きさが小柄なので、7mしか巻けない。 巻き太りして、巻取りがうまく出来ない。 10mホースで補修すると、3mは外に出たままとなるが、それでよい。 |
エアー配管 やり直し
2021.5.8 |
エアーダスターしか使わないのだが、どうもエアーの出が悪い。1/8の継ぎ手をやめて、1/4に変更。 |
エアーホースリールの一次側にはポリウレタンチューブ外径8mm、内径5mmを使っている。 元圧配管側には、手持ち在庫の都合で1/8プラグを使ったのですが、これがダメだった。 1/8プラグの内径はφ4.2で配管より細く、通りが悪い。 | |
プラグは1/4に変更する。これで流量が増すね。 | |
モノタロウ 大阪魂 プラグカプラー PM10-Steelの内径はφ4.2.日東工器の10PMもφ4.2、NKCカップリング PM-21のようにφ5.2のものもあるが、基本的には1/8だどφ4〜φ4.2なのである。 1/8はスマートだからストックしておいたのですが、配管の中間には使ってはダメだ。 |
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