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日平機器
   エアーホースリール HAS-207
修理 ホース交換、Oリング交換
日平機器 エアホースリール HAS-207 ホース交換   2021.4.10
廃棄品のエアーホースリールを修理しました。
秘密基地に設置してあった、かなり古いエアーホースリール

ホースが破れてエアー漏れがあり、だれも補修せず廃棄されたものをかっぱらってきた。 名板を見ると、
NIPPEI KIKI 
HANDY AIR REEL
HAS-207
ホース7m
調べたところ、日平機器というメーカーのものであった。
まず、ねじ込み管継手Rc1/4をコーナーレンチで取り外す。
ねじ込み管継手外れました。
本体のナットをs=21めがねレンチで取り外す。
ナットとワッシャを取り外す。
本体側面を樹脂ハンマーでコンコン振動を与えると、カバーが外れます。
ホースは、ホースクランプで回転継手に接続されている。
カバーの内面には、879とロット番号らしき捺印があった。
日平機器に、これは87年9月製ということなのかと尋ねたところ、 カバーに表示されている製造番号は「通し番号」とのこと。

1台ごとに通し番号を不滅印で捺印するとは、たいそう面倒なことをしていたんだね。
1980年代前半〜中頃(?)に販売されていたものだと教えてくれた。
針金を取り外して、ホースを自由にし、ホースを切断。
回転継手ごと外します。
ホースクランプを緩めホースを抜こうとするが、貼り付いていてボロボロ。
ヒートガンで暖めてホースを取り除く。
継手をきれいにしておく。
回転継手は内部にOリングが2個ある。
これも30年以上前のものなので交換します。
Oリングは内径14.07、外径18.37ぐらい、線径はφ2.33ぐらいでした。
交換用のOリングは手持ちのアストロプロダクツの
OリングセットのR-09 内径13.0、線径φ2.5を使いました。

ゴムなので、サンハヤトのプラスチックグリスを塗布しておきました。
アストロプロダクツのOリングセット

R-09 内径13.0、肉厚2.5を使用。
新しいホースに交換し、コスレ防止のばねを介して針金でクランプ。
ほぼ出来上がり。
ホースを巻いたまま分解したので、ホースを隙間から手で入れましたが、実はこのままだと、ホースを最後まで伸ばせず、3T程度が出てこなかった。
バネで戻るのが怖くないのなら、ホースを引き伸ばした状態で分解、ホース交換したほうが良いよ。
エルボRc1/4を介して、チューブコネクタを取り付け。

エルボRc1/4を介してチューブコネクタを取り付けたが、おねじRp1/4に直接接続できるRc1/4めねじつきエルボチューブコネクタは、そんなに多くの会社が作っていないんだね。
Monotaroで調べたらピスコ(PISCO)とAirTACの2社しか見つからなかった。
ブラケットを柱につけて、リール本体を引っ掛ける。

完成。
外したホース
HANDY AIR REEL IDEC (純正品)
どうやら、30年〜40年前の製造時のままのものがついていたみたい。そりゃー裂けるわね。
ストッパーボールもゴムが劣化して、ところどころひび割れていたので、Monotaroで手配。
469円+消費税47円
品番:HA208N-29
30年以上前の製品ですが、ケースは鉄板で出来ており、修理すれば末長く使える。

構造が単純で部品点数が少ないので、修理は容易である。

本体の大きさが小柄なので、7mしか巻けない。

巻き太りして、巻取りがうまく出来ない。

10mホースで補修すると、3mは外に出たままとなるが、それでよい。

エアー配管 やり直し    2021.5.8
エアーダスターしか使わないのだが、どうもエアーの出が悪い。1/8の継ぎ手をやめて、1/4に変更。
エアーホースリールの一次側にはポリウレタンチューブ外径8mm、内径5mmを使っている。

元圧配管側には、手持ち在庫の都合で1/8プラグを使ったのですが、これがダメだった。

1/8プラグの内径はφ4.2で配管より細く、通りが悪い。
プラグは1/4に変更する。これで流量が増すね。
モノタロウ 大阪魂 プラグカプラー PM10-Steelの内径はφ4.2.日東工器の10PMもφ4.2、NKCカップリング PM-21のようにφ5.2のものもあるが、基本的には1/8だどφ4〜φ4.2なのである。

1/8はスマートだからストックしておいたのですが、配管の中間には使ってはダメだ。

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