News Archives12
News Archives12 2010.12-2011.1



2011.1.8 ダイニチ 石油ファンヒーター FW-5590Lの分解清掃
先日退職されたの大先輩のおばさんから連絡があり、近所に住む知人が
ファンヒーターを買い換えたので、古いやつを捨てるんだけどあんた
欲しなーいーと言うので、2つ返事でクレクレタコラ。

 
見たところまだ新しそう。2004年製。大きいなあ 能力は5.5kW。今はちゃんと点
くんだけど、点かない場合がある。
エラーメッセージE02なので、油フィルターや油受皿内に水やゴミがたまったので
自動消化したということで、油受皿等の灯油のごみとか掃除したけどダメなときは
ダメなんだわねという、症状報告だったが、よい研究材料なのでもらってきた。
しかし家では全く症状が出ませんでした。これはシメシメと清掃に取り掛かる。
参考にしたWEBはこちら

フロントパネルを外すとこの有り様。案の定わた埃が多い。
写真は取り忘れたが、後ろ側の燃焼・温風空気取り入れ口フィルターや
FANも埃でびっしり、そっちは先に外して掃除中。キッチンで使っていたようで
ケースも天ぷら油とかでベトついていた。しかし燃焼室は思ったほどベトベトでは
なかった。
ダイニチは、気化器に流入する灯油を高温に加熱して気化ガスとし、この気化ガス
をノズルからバーナに噴出供給して燃焼させる方式。これをブンゼン式というらしい。

 
割りと簡単にここまで分解できたので、バーナーのところも見ることができた。
点火ヒーターや、炎を検知するフレームロッドも特に劣化していないようだ。
その日は清掃後元に戻してしばらく使っていたが、


前の持ち主の言う症状が出た。1発目の着火は失敗しないのだが、一旦消して
ファンヒーターを別の場所へ移動して、再点火しようとすると、点火ヒータ
は赤くなるのだが、どうも燃料を噴射していない。10分間待てば、普通に着
火する。
再点火でNGの音

隠コマンドに興味のある方へ
タイマーボタンを押しながら温度+ボタンを5回押すと展示品デモモードになる
そうYOUTUBEに紹介されていた。





燃料を噴射していないことから。基板をまず点検してみる。


基板の半田を見ると、なにやらリレーRL2をさわった形跡があった。
パターンを追っていくと、このリレーは気化器のプランジャーを
吸引するソレノイドの制御の一つ。これが悪くて過去に修理した
ことがあったのかな? 前の持ち主はそんな修理履歴はあったとは
言ってなかったが、ちょうどいいリレーがそこら辺に落ちていたので
拾ってきて、それに交換してみよう。


予防処置を含め、RL1、RL2、RL3を交換してみたが、現象は特に変わらなかった。
念のため外したリレーの耐久試験を行ったが、10000回以上動作させたが
異常なしだった。ALD124はALDP124WやOMRON G5NB-1Aと足が同じで代替できる
リレーが多い。Tyco ElectronicsでいうならばPCJ-124D3M,301が使える。
どうやら、リレーの接点不良等ではなかった。下手な半田修正に惑わされた。
そういえば、リレーのほかにも手半田修正してある部品があったなあ。
単に半田槽でのはんだ不良を、製造ラインで修正しただけのようであった。


ならばということで機械部分の点検に入る。

燃料ポンプはちゃんと駆動しているようだし、取説にあるように燃料ポンプ
のフィルター詰まりかなー。外してみる。


フィルターはきれいであり、問題なさそう。


じゃあ気化器かなあと外してみる。気化器のプランジャーを駆動するための
電磁コイルの断線もなさそうだし、詰まりでもあるのかなあ?
気化器の先っぽにちんぼが生えていて、ソレノイドが働くことにより内部のプ
ランジャーを引きちんぼ(ノズル)が引っ込んで、そこから霧(ではなく気
化した灯油)が出るしくみなんだが、消火するとそのちんぼが頭を出して、
燃料ラインをカットする。


気化器の先っぽのノズル。
ここに少しカスがついてはいるが、よーわからん。ノズルをツメで押すと引っ
込むことは引っ込むが動きが渋いような気もする。エアーガンで掃除したけ
ど詰まっている様子はない。そりあそうだ。一発目はちゃんと着火するもん
なあ。
ノズルのある噴出口、未確認ではあるがねじ式になっていて、くるくる回すと
外れたのかもしれないが、回して傷がつくといやなので、さわらなかった。

元に戻してみたが、症状は出たり出なかったり。たぶん熱膨張と関係があり
そうな気がする。冷間時はよいが、温間時にプランジャーを引けないのでは
なかろうか。結論としてはよくわからずじまい。そのまま元に戻す。
再点火NGのとき、気化器のニゲパイプの銅管やフレアナットを指でさわると
やけどする。それぐらい熱い。ここを圧搾エアーで冷ましてやるとうまく点
火する。

エラーE02の故障診断フローチャート
その他のエラーはこちらに一覧あり

まあ一発目にちゃんと点火すれば、何とか使えそうなのでそのまま使うこと
にした。
しかし5.5kWのファンヒーターはすごい火力だね。すぐに暖かくなる。寒い
キッチンだとこれくらい大きな能力のファンヒーターが必要だということが
よくわかった。
それにしてもダイニチは鉄板がペラペラだねえ。手をついたら天板は簡単に
へこみそうだよ。

その後数回は症状が出たが、使っているうちに症状が再現しなくなった。
FW-5590L再点火の時の音 500kB 2分間
ガンという音は、気化器のソレノイドがプランジャーを吸引しノズルが開
く時の音。
シューシューがバーナーの音、 脈動(気化ガス噴出量が周期的に変動する)
がわかるかな。ダイニチのファンヒーターは脈動が気になる。

再点火後、設定温度を20℃→24℃→20℃に戻すバーナーの音
別のコンデンサーマイクロホン(アルパインのカーナビのマイク)に取り替
えて録音したので、ちょっと音質が違うかも。

先に録音したやつは、市販のコンデンサーマイク素子を箱に入れた自作のマ
イクです。
構造はいっしょだが、素子とパスコンの値が異なるので、同じ音ではない。
それにしてもパソコン用の付属のスタンドマイクは使い物にならないねえー。
ブーブーhum音は重畳するし、ファインヒーターに近づけると、ブンブン言う。

コールドスタート時の音 8℃ 1.5分間



参考図 気化器の構造


いろいろ故障箇所を診断していて、ファンヒーターのおおまかな燃焼制御方法
がわかってきた。

燃料ノズルの電磁コイルは、引きこむときはDC90Vをかけて、プランジャーを
思いっきり引いて、その後の保持はDC20V程度に落として保持している。

燃焼パワーの大小は、燃料ポンプのソレノイドの周期を可変して、送り込み量
を制御している感じ。

こういうことは、修理してはじめてわかることだね。わからんことは、
特許電子図書館 - 特許・実用新案検索
 公報テキスト検索で公開特許公報を見るといろいろ勉強になるよ。


3.公報テキスト検索で


こういうふうに入力すると、検索できるよ。
検索でヒットしたら、一覧表示ボタンをクリック


こんな感じで表示される。それらしき公報番号をクリックすると


代表図面が表示された画面が出るので、どうもこれは違うなと思ったら
BS で別の公開番号を選ぶ

これだなと思ったら、上のほうの文献単位PDF表示をクリックで進めば公開特許公報が見られます。


続いて
燃料ポンプの構造を知るには松下の文献が参考になる。
いや、八尾のシルバー株式会社、あるいは太田区の太産工業株式会社の
公開特許公報の文献が参考になるよ。、


松下の場合はファンヒータで検索すると絞れる


こうなるので


ほらね。断面図が出るよ。ダイニチのそれとはちょっと構造が異なるが
だいたいのところはわかるよね。

燃料ポンプの電磁コイルはやっぱり、パルス制御してたんだね。

フューエルインジェクション車に長く乗っていると、燃料ポンプといえば、
モーターでまわすポンプを思い浮かべるのだが、ファンヒーターの燃料ポ
ンプは、ソレノイドでプランジャーを動かす電磁ポンプでレシプロ機関な
んだね。なーるほどな。 そういえばE車の2T-GEUはフューエルポンプモーター
だったが、キャブ車の12-TUや13T-Uは腰下のカムシャフトのカム機構で
燃料ポンプを駆動してたね。思い出したよ。

話はクルマに飛ぶが、E車はしばらく乗っていなくても、すぐにエンジンがかか
るが、キャブ車は長くクランキングしないと、エンジンがかからなかったね。
これは、E車はスターター信号でフューエルポンプを回すことで、レスポンス
よく燃圧が上がる。キャブ車はのろい。
VW車は運転席ドアを開けると、その時点ですフューエルポンプが少しの間だけ回る。
三菱ミラージュターボは、イグニッションONで電磁ポンプがチッチチ
ッチ言ったなあ。

ダイニチの消耗品は、割引はないがダイニチWebShopで送料無料で購入することができる。

但し、取扱説明書に記載されている一部の補修用性能部品や消耗部品のみであり、

これ以外の部品(気化器など)につきましては製品の分解が必要になり、製品修理技術
をお持ちでないお客様ご自身での分解・修理は、予測しない事故を招く可能性がござい
ますので販売しておりません。とあります。

製品修理技術があれば、購入できそうだ。無くても太いパイプがあれば入手できそう。
会社のおばさんのだんなさんが、空調関係の仕事をしていてダイニチのファンヒーター
も取り扱いがあるらしい。気化器も部品とれると言っていた。身近なところに太いパイ
プがあったよ。

YAでダイニチのファンヒーターの故障品ジャンクを買っても、気化器は入手できそうだ
でも3150円もするので、500円ジャンクならいいけど5000円も出したら割に合わないな。

主要パーツリストは、DKネットワークからダウンロードできる。






2011年元旦
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくおねがいします。

         管理人





2010.12.31 今日は大雪

08:20
朝茶ー茶行こうとしたら、雪が降ってきた。雪が降ってこそスタッドレスに替えておいた
甲斐がある。

09:22
帰ってきたら、ますます大雪に。このあと陽が差してきてこれ以上積もらず。すぐに解けた。




2010.12.30 G&Yu バッテリー 40B19L-MF
会社の後輩が、スズキ ワゴンRの交換用としてHEXA 42B19Lバッテリーを
オートパーツエージェンシーに発注したが在庫払拭。代替として
G&Yuの42B19Lを送ってきたという。
このバッテリーの製造工場は 韓国 世邦電池 GLOBAL BATTERY
ちなみに電星が扱うBrite Starバッテリーも 世邦電池が作っている。

 



参考:刻印(KJ0J27)について潟iカノにたずねたところ親切に教えてくれた。
K・・・生産ライン
J・・・担当者
0・・・製造年西暦の末尾の数字
J・・・製造月(A〜L=1月〜12月)
27・・製造日
製造年月日は2010年10月27日とうことらしい。

しかし、ACDelcoと同じ世邦電池が扱っているのなら
製造月は A〜H=1月〜8月でJ〜M=9月〜12月だと思うが...



G&Yuのバッテリーはその存在こそ知っていたが、性能評価をしたこと
が無かったので、よい機会だと思い新品時のCCAを測定しました。


カタログスペックで300CCAらしいけど、カタログスペックよりも
若干よいだけ。全くマージンなし。
商品価格はHEXA 42B19L 2680円よりも高い3660円であるが、40Bなので
こんなもんか。




2010.12.30 テレビのリモコンを買い替え

2006年から使っている三菱のテレビLCD-H32MX5
これのリモコンの反応が鈍くなって操作しにくい。深く押さないと反応しない。
こういう場合、分解して基板のカーボン接点のところを鉛筆でこすってやると
延命できるが、このリモコンは容易に分解できない。
仕方ないので手に入るうちに、近所のエイデンで部品注文、スペアを購入した。
R-L43 2100円値引なし。
三菱のリモコンは意外と安い部類に入る。
新品はこんなにきれいな色だったんだ。






2010.12.19 BATTERY HEALTH BANNER 570CCA

バッテリーを補充電後、CCAとDINと両方で測定してみた。
CCAだと合格で、DINだと交換せよと言ってくる。
どういうことかな?電圧が高いからかな?


少しヘッドライトを点灯させるなどして、表層充電分を飛ばして
やったら、CCA値も下がったが、DINでの測定でもGOOD BATTERYに
なった。
電圧が高くこの程度のCCA値だと、不良と判断するんだ。
逆に電圧が低いと、こんなもんだと言っている。

まあ次のバッテリーを物色しておかないといけないな。
次は定格値よりもよいCCA値のバッテリーがいいな。
どっかに落ちてないかな。






2010.12.15 BOSCH ブレーキパッド届く
  
BOSCHの箱 偽物対策なのかホログラムシールが貼ってある。 ルーマニア製


日本語のシールを剥がしてみたら、適用車種が出てきた。
GOLF、TOURANもちゃんと書いてあった。


  
ボッシュらしく、パッド以外に、六角ボルトやリティニングプレートが付属。新品時の厚みは約11mm


いかにもよく利きそうで、ローターを攻撃しそうな摩擦材である。
日清紡績製ではなさそう。MY2001ニュービートルに採用されていた1J0 698 451C 451C LUCAS
パッドとよく似た摩擦材。
粉が多く出そうだ。





2010.12.11 スタッドレスタイヤに履き替え 59904km
一昨日ぐらいから本当に寒くなり、そろそろ冬支度をするかと腰を上げました。

いつもの洗車場で作業


昔はトルクレンチなしでも、いいトルクで締め付けできたと思うが、
最近は腕が鈍ったのと、十字レンチでは手が痛くなるので、トルクレンチ
を使って本締め。


規定トルクは120Nm


速度カテゴリーQのタイヤなのでスピードワーニングを160km/h以下
にセットしておこう。

交換作業に取り掛かったときから、なんか怪しい天気だった。

このあと夏用タイヤを洗ってからしまっておこうとしたら、
雨が降り出した。タイヤをしまうのは明日に持ち越しとなった。

スタッドレスタイヤは空気圧が減っている。エア圧チェック
したら180kPaだった。あとでガソリンスタンドで補充しておこう。
(実はこの前買ったコンプレッサーは室内専用なんだ。)





2010.12.11 ボンネットサウンドアブソーバー 取替え
先日発覚した、ボンネット裏のサウンドアブソーバですが、延長保証の申請が
通り、交換することになりました。

比較写真 奥がボロボロ、手前が新品 品番 1K0 863 831D 部品価格14805円
補給品はあらかじめクリップが9個嵌められた状態で供給される。
なるほど、いちいちクリップを手に持って嵌めなくてもよいように
なっているんだ。これなら手がチャピってクリップをエンジンルームに
落とす心配は無い。


裏側の吸音材 新車時の色は確認してなかったが、補給品はミドリ色


ボロボロ メイバン


補給品 品番は同じであるが、メイバンの表示が異なる。サプライヤーも
変更になっているようだ。補給品には3桁のサプライヤー略号が無い。


サウンドアブソーバーを取り外したボンネット裏の骨
122馬力のTSIトレンドラインと同じだね。


新品はボンネット裏の骨の穴にピッタリと嵌まる。






2010.12.10 BOSCH_0986494053 ブレーキパッド入荷
10月15日に注文したリアブレーキパッドがようやく国内に入荷したようだ。
代金を振り込むように通知が来た。
本体4068円+送料630円=4698円



楽天市場のゼンリンDS PROSHOPステータスは入荷予定となっているが、すでに日本にあるようです。
正月休みにでも交換しようかな。






2010.12.5 カタカタ音の原因を探る
ちょっと前からカタカタ音が助手席Aピラー付近から発生。
最初のうちはたまに音がする程度であったが、最近はどの道路を
走っても、音がする。
2009年9月にヘッドライナーを交換したあとから発生している。
変化点はヘッドライナーを交換したこと。そのときにAピラー
トリムを外している。


Aピラートリムを外したところ


カーテンエアバッグのベルトの固定金具があやしい。
クリップで固定されていなければならないが、金具は揺れる。
Aピラーに当たる。似たような音がする。



Aピラートリムを外した際に、クリップが損傷したので3つ必要。
エアバッグエンブレムのトリムも必要。



クリップが緩んで音が出ているなら、クリップを交換すればよさ
そうだが、クリップのみでは部品は供給されない。
エアバッグユニットアセンブリで交換となる。クリップはエアバッ
グユニットのサプライヤーが供給しているのであれば、それはそ
れで保証してもらえばよい。

しかし見立てが間違っていた。
音は別のところから出ているようだ。金具とAピラーのスキマに
タオルを挟んでも異音は止まらなかった。







2010.12.5 バッテリーHEALTH
冬になるとバッテリーが心配

久々にバッテリーのCCA値を測ってみた。
551Aまで下がっていた。定格値570Aを下回りそろそろくたびれかけ。
クランキング時の電圧も10.53Vまで下がっている。




2010.12.4 Ko-kenソケットアダプター

ソケットアダプターで1/4インチ系への変換を持ってなかったので
Ko-kenのやつを買い足した。
凸部の切削が荒い▽▽。日本製ならもうすこし品位のある仕上げ▽▽▽にしなあかん。

買い足す前に持っていたのは

KTC製のこれ。 工具セットに入っていたやつ。20年以上の月日が経ち
錆が浮いていたので、少しきれいにしてやったが、上部のブツブツは
取れず。




2010.12.1 エネオス エンジンオイル SUSTINA TV-CF



水川あさみさんは、GOLF2に0W−20のオイルを勧めているが
確かこの頃のVW車は10W−40のオイルを入れないといけないはず。
高速道路を走っていると、熱ダレして走行不能になると聞いたけど
本当に0W−20でよいのかな。




2010.12.1 DUO店終了 本日よりDUO運営31社(70店舗)がVGJとの直接取引に移行
VGJは、トヨタ自動車株式会社との「ディストリビューター契約」が年内で終了するのに伴い、
フォルクスワーゲン事業を継続するトヨタ自動車系の各販売会社との間で、正規販売店に関
する契約を締結しています。現在31社が運営しているDUO店は、12月1日から、それぞれの店
名に使用されている「DUO(デュゥオ)」を「フォルクスワーゲン」に変更。

これにより、日本におけるフォルクスワーゲン販売ネットワークの統合が完了。 
正規販売店は134法人243店舗となる。





       


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