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News Archive90 2023.11-2024.2


2024-3-3 ダイハツ ハイゼットトラック ブレーキピストンブーツ クランプ 外れてた  32441km
S201P 平成22年式

もうじき車検なので、適合しないタイヤからトラック用6PRタイヤに嵌め替え。

しかし、

右前のブレーキピストンのブーツを押さえるクランプが外れていた。
キャリパーを外さずに何とかならんかと試すがダメ。


ブレーキパッドを外す。


キャリパーを取り外す。
クランプが元あった場所からずれ落ちているが、これはキャリパーを外さずに
なんとかならんかなあと、トライしているうちにここまでずれ落ちたのである。


クランプは嵌め直した。そのままキャリパーを戻しても、あとでパッドが入らないだろうから、
KTCのディスクブレーキピストンツール ABX10を引っ張り出してきた。
3年ぐらい前にメルカリで4500円で購入。


ハンドル回して、ピストンを少し押し込む。


内側のパッドは鳴き防止のリテーナはついていなかった。
工場装着のままだと思われるが、これってダイハツ純正なのだろか?


ラバーブーツも変形しているのでクランプの座りが悪いけど、これでもがんばって
嵌めたんだよ。嵌める前にガソリンでもうちょっときれいにして、温風で少し暖めれば
もう少しきれいに収まったかも。まあいいかこれで。

わざと嵌めにくいように設計してある。
クランプの破断面は切断してあるだけで面取りもなし。ゴムを傷つける可能性もある。
どこのサプライヤーに作らせているか知らないが、こういう設計が池田式。
あとで不具合を発生する種を蒔いている。
挙母自動車製のくるまではこういうこういう構造は見たことないよ。




2024-3-2 日立工機 丸のこ C6BA
 
これは大工道具の電動丸のこ C6BA 1985年製、38年前の製造である。
実は、同じ機種C6BA 1991年製を持っている。
日立の電動工具は同じ型式でも時代によって、塗装の色が若干変わっている。
細部において改良や、コストダウンされている。1991年製は45度傾斜固定は
ちょうボルトであるが、古い1985年製はちょうナットであった。

YAで1980円+送料1650円 箱、説明書、ボックススパナ、ガイド付き。
新品の刃だけでも2000円ぐらいするので非常に助かる。
大工さんも廃業が多いようで、こういうものが安価に出回っている。モータ音も静か。
昔の道具はしっかりした作りなので、今でも使えるね。ただ補給部品の供給は期待できないね。
大事に使お。



2024-2-24 ゴルフ号 夏タイヤに交換 41231km
 
今日は夏タイヤに嵌め替え

 
ホイールボルト、締付トルク 120Nm


外したスタッドレスは、洗剤で洗い、天日干し、石取り。




2024-2-19 丸山チェンソー CST310M-PW プライマリポンプ破れ 交換
 
2020年9月にプライマリーポンプを中国製のまがい物に取り替えてあったのですが、
3年弱で破れてしまった。中国製のまがいものは、早期に破れる。


その時に買っておいた、マキタ扱い168398-2(370円+税)を用意する。
ワルボロWalbro 188-512-1(WPV06タイプ) 

チェンケース、トップカバー、リコイルスタータを外して作業エリアを確保しておき、

プライマリポンプを外す。引っ張っても、クリップのついている側の
フューエルリターンパイプが短くここまでしか引き出せない。
しょうがないので、後ろ側からリードペンチでパイプを引っこ抜く。

 
Walbro純正のプライマリポンプに交換し、
後ろ側kから、リードペンチでクリップつきのままのパイプを接続する。
プライマリポンプから出ているパイプはの長いほうが排出側(燃料タンク側)、
短いほうがキャブレター側。


組付け後、プライマリポンプを押して離してを繰り返し、
ちゃんとキャブレターから燃料が、タンクに戻るのを確認、
あとは外したリコイルスタータ等を元に戻す。

最近、部品の価格はどんどん値上がりしていくね。
購入した当時、マキタ168398-2は370円でしたが、今は1500円ぐらいにUPしている。
丸山は最後に調べたときは760円でしたが、今は900円ぐらい。


Walbroから供給される価格が値上がりしているね。$7.76


なので、今一番安いのはカインズ。
188-512-1は598円税込み。

 
左側の黒いやつは、188-570-1 798円
耐エタノール製品、といっても25%以上のエタノールには適合しない。







2024-2-11 BEETLE CHOCOLATE
 
高辻のおんなんとこ行ったら、こんなもんくれた。


中身は、TYPE1ビートルを象ったチョコレートの鋳造品
297kcalもあるので、1日に全部食べてはダメ。






2024-2-11 ゴルフ号 LLC補充 40469km
 
前回、補充したのは2022年12月、それから1年と2ヶ月経過。
ちょっと前から気づいていたが、minレベルよりも下になっていた。
1年で300mLは揮発していく。
このレベルだと、警告灯は点かない。写真で見るとよくわかるが、なんか黒い異物が混入している。
このゴミはどこで発生したものなのか?

 
昨年の残りが1Lあった。そこから300mL補充。



・エンジン冷間時、クーラント レベルは"min"と"max" の間にあること。 
・エンジン温間時、クーラント レベルは"max" を超えても良い。 

LLCの残りは700mL





2024-2-11 PLOW 丸やすり付きホルダー PH-FILES-40
 
これはチェンソーの目立てをする道具。丸やすりに、単に案内ガイドの板がついているだけのもの。
たしか、アストロプロダクツの名古屋緑店の奥のほうにひっそりと不良在庫として残っていたものを
買った記憶。価格は忘れた。
六価クロメートメッキだから、だいぶ前の製品でしょうね。
今でも同じ品番のものは入手できる。メッキは錆びやすい三価。

  
これは、優れものだ。
ソーチェーンにあてがい、角度を確認して、数回やすりがけする。
ホルダーが高さ方向の移動を制限することにより、やすりが下がって行かない。
側面の刃だけでなく、上刃の削るべきところに上手にあたる。
削っあとは、上刃にこすれ痕が残るので、どこから削りはじめたのか
マジックでマーキングする必要はない。
OREGONにも同じような製品があるよ。品番25894

日立工機のデプスゲージジョインターで30度の角度を見ることはできるが、
高さ方向はフリーだったので、上手にやすりを保持しなくちゃならなかったが、
これは便利。

2024-2-15 OREGON 電動目立て機 106935
  
なにげに、メルカリで物色していたら、古いOREGON 電動目立て機を見つけた。3000円
電線の製造年から1997製と判明。なんと27年前の製品。現在、この商品はOREGONにはない。
同じものが、RYOBI-KYOCERAでも発売されている。チェーンソーシャープナー CBS-60
両備は青だったが、京セラに変わってから赤色になった。


こんな風にあてがって研ぐ。


HiKOKI 工機ホールディングスのデプスゲージジョインターで
デプスゲージの出っ張りを確認する。刃を1回~3回研いだぐらいでは
飛び出しはないので、削る必要はない。




2024-2-10 UNI-PEX メガホン 修理 トリガースイッチ交換

2016年12月ごろ 新品箱入りを YAで3700円で購入
日本設計、中国生産品。枚方メガホン製 
これはいわゆる拡声器、遠くにいる人に用件を伝達するための道具。
宅内にはいるはずだけど、どこにいるかわからない場合や、
やかましいところで作業している人を呼ぶ時には便利。

買ったときからトリガースイッチ(他社用語ではトークスイッチ)を
操作しても音声の立ち上がりが悪いなあと思っていたが、スイッチが
接触不良になっていた。
強く操作しないとONしない。

 
早速分解。防水仕様なので、各部にゴムパッキンが使ってある。

 
ハンドル部分を分解


トリガースイッチには、品質の悪いタクトスイッチが使ってあり
ふつうにカチカチ操作してもONせず、強く押し込むとONするときがある。
典型的な接触不良。接点表面が酸化・腐食しているか、絶縁物が
接点間に挟まっている。
接点復活剤をぶっかっけたり、半田ヤニクリーンをぶっかっけたりすると
一時的には直った気になるが、やっぱりダメ。


タクトスイッチのノブ高さは数種類用意されており、これは7mmであった。
操作力を指であたると、どうも1.47Nらしいので、OMRON B3F-1062に交換した。
部品価格は50円~60円ぐらい。
操作力の軽いB3F-1060 0.98Nのほうが指が疲れないと思われる。




2024-1-14 ダイハツ ハイゼットトラック プロテクタ サイドゲート 補充 32428km
平成22年式(2010年) EBD-S201P

ハイゼットトラック サイドゲートのレバーのリングに嵌っていた
プラスチックが脱落。その結果走行中にガタガタ音。


近所のモータースで部品を入手。65679-B5050 270円(大野ゴム工業扱いはDH-5208)
本来、S201Pは白色65679-B5031(大野ゴム工業扱いはDH-5210)であるが、
S500P/S510Pでは黒色に変わっており、耐候性がよいであろう黒色を選ぶ。


正しい取り付け向きを確認すべく、近所のS510Pを見せてもらう。

サイドゲートをこの作業位置で保持すべく、リアゲートのチェーンを短いところで掛けておく。

プラスチック用グリスを塗っておくと、スムーズに入るかな?


モータースの話や、WEB情報によると、嵌めるのに大変苦労するとか
情報があったが、ディーラー愛知ダイハツのサービスマンに聞いたら
片方をまず挿入して...別に難しくないよと教えてくれた。


竹の割り箸を使って押し込んで、


その後指で押し込んで嵌るかなと思っても、すんなりとは嵌らない。


割り箸の先で押し込もうと試みるが、箸が折れそうになる。

 
しょうがない、ふつうにフックに引っ掛けてレバーを閉じると嵌った。
でも、レバーを閉じると、プロテクタがくるっと回っちゃうんだよね。
割り箸で戻しても、また回っちゃう。リングとの嵌合面にグリスを塗ったからなのか?
鉄フック側に、プラスチックグリスを塗布したら軽減されたけど。



リヤゲートのほうも、劣化していたので交換
サポート、テールゲートロック65675-B5010 110円(大野ゴム工業扱いはDH-5208)
白は66147-87501 130円(大野ゴム工業扱いはDH-2181)
黒のほうが安いんだよ。


他には
 
ストッパー テールゲートのゴムが無くなっていたので補充。
66183-B5020
この部品新しいタイプだね。古いほう66321-87503は頭に4箇所点々があったが、
金型が変わっている。
160円、大野ゴム工業扱いは戸当りゴム DH-2206 加藤用品だと97円

  
ドアロックピンのところの、ホルダ ドアロックコントロール69751-87502-B2
の爪が折れてグラグラだったので交換
140円



2024年 元旦
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。




2023-12-18 大陸ではなんでも手に入る クボタキー、ヤンマーキー
おうちにあるヤンマーのトラクターのキーが、折れて曲がっていた。
叩いて直したが、ちぎれる前にスペアキーを作っておこうと考える。
近所の金物屋では350円、ただし名目上コピーキーからは作ってくれない。
メーカー純正部品は高い。Amazonで調べると、安価なキーが販売されている。

Aliで探すともう少し安く手に入った。
ついでにスペアキーしかもっていなかった、クボタ ユンボのキーも買ってみた。

クボタキーは243円、ヤンマーキーは1本127円送料178円
スペアキーを作るよりは安いが、つくりは雑である。
若干寸法が違う部分もあるが、実用はできる。
古い建設機械や農機は鍵は共通なんだよね。





2023-12-17 ゴルフ 2.0 TDI フロント ブレーキ ディスク ローター 交換 38401km
最近気づいたが、ブレーキを強く踏んで停まると、停止する直前でゴゴゴ音が出る。
ブレーキパッドとローターの隙間あたりに水をかけると、一時的ではあるが症状は改善する。

そういったことで、ローターに何か不具合が生じている。

交換パーツを探そう。

PR CODEを見ると、1ZPなので、直径 288mmローターのようだ。
VWの場合、だいたいは馬力でローターの大きさが決まる。
150馬力以下は288mm、それより上では312mm、230馬力以上では340mmとなっている。
ローターに刻印されている部品番号を見ると5Q0-615-301H、直径288mm×厚み25mmである。

同じ部品番号でじゃなくても、一昔前の1K0-615-301Tも同じサイズである。

YAで探していたら、2016年モデルのゴルフヴァリアント 走行11000kmから外した
ローターが出ていたので、これを購入。7040円+送料1600円
 

 
中古なので、保管の間にぶつぶつ錆が出ていたので、OLFAのスクレーパで
錆を削り、表面を整えてやった。厚みを測定すると24.97mmなので磨耗は極少。

旋盤で削ってから使うことも考えたが、加工すると表面はきれいになるが、
ベッド上の振りが大きな加工機じゃないと、つかみ直し無しで裏面を削るのがむずかしい。
刃物台がローターの外周よりもだいぶ手前に逃げないと、左勝手のバイトを使えない。
ビートルの時には、厚みが均一ではなく振れが出ていた。素人削りではそんなもんだ。
なので、今回は価格は高かったけど距離が少なく磨耗の少ないものを選んだのである。

VW純正部品だと、1枚17000円ぐらい。社外品だとAte製で2枚で17000円ぐらい。

早速交換するよ。
  
ジャッキアップして、ホイールつきタイヤを外す。
イグニッションキーをONにして、重ステのままステアリングホイールを少しずつ回して舵を切る。
この時、からだをボディーに当てて、車の横方向の動きが無いことを体感しながら行う。
速く動かすと、ジャッキがずれるおそれがある。
舵を切るのは、ブレーキキャリアの固定ボルトを外す際に柄の長いレンチを使うためである。

ブレーキキャリパーを、ブレーキキャリアから取り外すと、作業が増えるので、
ブレーキキャリアごと取り外す。
ブレーキキャリアはホイールベアリングハウジングにM14×P1.5×35
セレートつきセルフロックボルト2本で固定されている。締付けトルクは200Nm。
非常に固く締まっているので取り外しには長いレンチが必要。困難な作業ここだけ。


ブレーキキャリアの固定ボルトは200Nmで固定されている。それ相応の
長いレンチじゃないと緩まない。私はトルクレンチHAZET 6122-1CT 全長547mmを使った。
ビートルのときはとても固かったが、今回はボルト座面に浸透性潤滑剤ワコーズ、
ラスペネA122をぶっかけたのが効いたのか、容易に緩めることができた。


ディスクローターをM6皿小ねじ(T30)緩める。でも抜き取らない。


セレートつきセルフロックボルト2本を外す。


ブレーキキャリパーwithブレーキキャリアが外れたら、サスペンションストラットのお皿か
バネに引っ掛けて退避させておく。
最近のVW車はブレーキパッド磨耗センサーはついていないね。


ここでローターを外す。
ハブに固着しているのでコンコンたたくと落ちてくるよ。M6皿小ねじを抜き取り、ローターを外す。


外れたよ。質量 約7.3kg 重い

 
ハブは錆びている。ワイヤーブラシで錆びを取り除き、表面を整える。


ブレーキパッドには、カスが堆積しているのでブレーキ&パーツクリーナーをぶっかけ、
歯ブラシできれいにしておく。


中古のローターを取り付ける。皿小ねじで固定。T=4.5Nm 
(ELSAで調べると、ビートルのときは4Nmだったけどゴルフは4.5Nmのようです。
リアはなぜか8Nm。どうしてなの?緩みやすいのかな)


ブレーキキャリパーwithブレーキキャリアをホイールベアリングハウジングに戻し、
セレートつきセルフロックボルトを締め付け。T=200Nm


フロント左 完了。ステアリングを徐々に戻し


タイヤを取り付ける。


右側も同様に行う。


ローター取り外し、


中古ローター取り付け。タイヤを戻す。

 
取り外したブレーキディスクローター 5Q0-615-301H(2019年8月26日製)
厚みを測定すると24.78mmぐらい、まだ片面0.1mmしか磨耗していないのに、
裏側の外周部にカジリ、深溝磨耗があった。左ローターのほうがひどい。
たぶんこれがゴゴゴ音の原因だと思う。

交換後、当たりがしばらくの間は、ブレーキ操作はより慎重に扱う。
試走してみたけど、初期のズルスルは無かった。ゴゴゴ音も解消したよ。




2024-1-4 ゴルフ 2.0 TDI フロント ブレーキパッド 表面研磨

ローターを交換したけど、ローターにスジが出る。深くは無いが気にいらん。
このスジは、交換前のローターでも出ていた。
パッドの中から、何か固い素材が出ているのかも。


キャリパー固定ボルトを取り外す。ガイドピン側は薄い17mmのスパナで固定し、
ボルトは13mmのメガネで取り外すのであるが、通なVW愛好家は、13mmのメガネでは
ガタが大きいので、1/2インチのメガネを使う。これは大昔からだけど
アメリカンサイズの工具でも緩めることができるように、実はインチサイズの
六角なのである。


ボルトはメック加工してあるので、緩んだあと取り外すのに少し苦労する。


キャリパーを取り外し、ストラットのばねか皿にぶら下げておく。


外したパッド。見た目は、スジの出る原因となる異物や固い素材は無さそうである。

  
サンドペーパー#180で表面を少し研磨して一皮剥く。
このパッドのサプライヤーはTRWであるが、製造はドイツ JURID社(NAC=日清紡製ではない)
浴槽用洗剤で粉汚れを洗って、乾燥。


パッドをキャリアに戻し、


キャリパーを元に戻し、キャリパー固定ボルトを締め付け。T=35Nm

右側も同様に。

・ブレーキ パッド交換後は、停車状態でブレーキ ペダルを数回強く踏込み、ブレーキ パッドを規定の作動ポジションに落着かせること。 
・ブレーキ パッド交換後は、ブレーキ フルード レベルを点検すること。 

パッドとローターの当たりがつくまでは慎重に運転する。
急ブレーキを一回行うと、その後は普通に戻る。

ゴルフ7は、ブレーキペダル踏まないとブレーキが利かなかったが、
ローターを1K0-615-301Tに交換してからは、ペダルに足を乗せるだけで
効くようになった。
新車装着の5Q0-615-301Hローターはブレーキの効きが悪いように思う。
前期モデルでは、ブレーキはよく効いたのでは?




2023-11-18 ゴルフ号 スタッドレスに交換 36878km
  
今年も寒い季節が近づいてきた。
ボルトを緩め、ジャッキアップ。自作トミーバー使って夏タイヤ取り外し、スタッドレスに交換。

ホイールはVW純正のCorvaraコルヴァーラ 6J-16 インセット48mm Borbet製 5G0-071-496A
タイヤ コンチネンタル NorthContact NC6 205/55R16 94T 
2019年製

 
4本嵌め替え。ホイールボルトは120Nmで締付け。エアー充填 270kPa。
DiscoverPro画面で、車両、走行データ、タイヤ空気圧警告灯,SET,確認で
リセットしておく。

交換は写真撮りながらでも1時間で終わるが、後片付けがたいへん。
 
夏タイヤを洗ってきれいにする。天日干し、乾燥。タイヤ保管室へ収納。




2023-11-5 クボタ バックホー(ユンボ)K-022 操作パターン切り替え

年代物のクボタのバックホー、俗にユンボと呼ばれている建設機械。
このあたりの一般家庭にはだいたい1台はある。

クボタの操作パターンは、いわゆるJISパターンである。
左レバーを左右に動かすと旋回、前後に動かすとアームがレバーと同じ方向に動く。
初心者にはわかりやすいのであるが、実際に作業してみると
土砂をすくう時は、右レバーを左へ動かしながら、左レバーを手前に引く。

しかし、これは人間工学的に考えるとだめなんだ。
両手を中央に寄せるとともに、右手を少し手前に引くとすんなりと
土砂をすくうことができるのである。
旋回するときは、あわてず左レバーを前後に動かせばいいのだ。
そのほうが上半身の筋肉の動きも自然である。
そのパターンを古くから採用しているのが小松や日立。

K-022は27年以上前のモデルであるが、当時の総合カタログには
レバーパターンを小松方式に変更することができると書いてあった記憶。
取説もなくしてしまい、WEB情報でも切り替えの方法が見つからないので、
クボタ建機ジャパンに聞いたらそれなりに教えてくれた。

今の機種には装備されている4パターンの切り替えはできないけど、
K-022は古典的なやり方で、レバーユニットを90度CCWに回転させれば
小松パターンに切り替えができる。
勝手に回転してしまわないようにロックの爪があるので、それを逃がして
レバーをCCW方向に回せば、下にある油圧配管ごと回転する。
あとは、レバーの角度を元に戻すべく、ロックナットを緩めて
ハンドルを90度CW方向に整える。という手順らしい。


左レバーのブーツをめくる。


後方にロックの爪が見える。


マイナスドライバー等で、ロックの爪を逃がす。
その後で、レバーごと90度CCW方向に回すと、爪が掛かる。
これでほぼ終了。ハンドルシャフトのロックナットを緩め、
ハンドルの位置を元の角度になるようにする。ゴムブーツを元に戻す。


パターンを変更したので、輸送を他人に依頼したときに操作を間違えないように
銘板を貼っておく。


クボタ建機ジャパンには、たしかK-022も切り替えできるはずだけど、
切り替えはどこでやるの?と聞いた。フロアの鉄板の下ですか?
どこを開ければいいの?

「操作レバーの下に油圧配管があるので、爪を逃がして配管ごと
くるっと90度回転させればよい。」と教えてくれた。
電話ではふんふん、わかったふりをしたが、それだけではよくわからん。
手順を聞けばよかったと反省している。
構造がわからないことには、作業できないしこまったなあと、
左側のレバーハウジングをばらばらにしたのである。

下にある油圧配管。これごとくるっと回せる構造になっているはずだけど。


上のカバーも外したらロック爪が見えた。


ここの爪。
なーんだ。ハウジングを外さなくてもブーツをめくれば、上から簡単に
切り替えができる。というわけ。


後からWEB情報を再検索したら次の情報があった。
検索キーワード 「クボタ K-022 操作パターン ロックノブ」
で探したら、注意銘板の写真が見つかった。



左レバーコラムの上部にはロックノブがある。

・エンジンが停止していることを確認する。
・ロックノブを引き上げながら操作レバーを少し左へ回し、ロックノブから手を離す。
 さらに操作レバーを回して1/4回まわすとカチッと音がしてロックノブが自然に戻る。
 これで切り替わる。
・操作グリップを押し込みながら、先に操作レバー回した方向と反対方向に1/4回転レバーを回し
 クリップを元の位置に戻す。
・切り替え後、操作レバーをゆっくり操作し切り替わっていることを確認してから使う。

そういう手順が、注意メイバンに書いてある。
これは、2パターンマルチ(クイックチェンジ)というオプション仕様の場合の銘板のようだ。
そりゃそうだよね。リースやレンタルで借りたとき、簡単に変更できる構造にしておかないと、
苦情が来るからね。

我が家のK-022はそれらしきロックノブが無い。ノブ穴はメクラシールが貼られていた形跡があった。

 
そして、ロックノブのリンクがつながる金具を回しても、一緒に動かなかった。
それは、金具のシャフトと爪を固定する割りピンが破断していたから。

  
シャフトをずらして、鉄製の割りピン1.6×20を取り除き、ホームセンターで買ったステンレス割りピンで補修。
岡山の噴霧器だってステンレス割りピンが使ってあるのに、枚方ではステンレス製の割りピンが手に入らなかったようだ。

分解するには、あらかじめ部品の構成を理解しておく必要がある。
クボタ建機ジャパンの事務所に忍び込み、パーツリストを見てきた。

パーツリスト07909-A6116の表紙には1993年7月初版、2003年1月最終版と記載があった。


でも2パターンマルチ(クイックチェンジ)のロックノブやリンケージの部品は出てこない。
当時は特定ユーザー向けの仕様だったのだろうか。
忍び込む前に、修理技術者にちょっと聞きたいことあるんだけどー。
といろいろ質問したら、不審者あつかいせず、親切にいろいろ教えてくれたが
昔の機種は、最近取り扱っておらず、車両置き場に同型機の入庫はなかった。
もう部品供給が終了しているらしい。


クボタ純正の鍵の価格を聞いたところ、2400円+TAXとのこと。
うちはコピーのスペアキーしかないのだが、長いこと使うわけではないので
まあいらないか。


我が家のK-022は「標準操作方式 JISパターン」の銘板だけが貼ってある。
操作グリップを押し込んでもまったく下がらないし、ゴムブーツの上端部はフリーではなく
操作グリップの下部に嵌っていた。
 
分解時の写真で、ノブの下にばねが見えていたことには気づいていたけど。
パーツリストのイラストと見比べると、本来はそういうしかけがしてあるが、
錆つきにより、φ14のシャフトRC101-6521-0と、レバー(2,ヒダリ)RC101-6518-0が
固着しており、押し付けても全く動かなかったのであった。

さあ、どうやって分解しようか。シャフトを握ってぐりぐりやっても、クランプ工具が滑るだけで抜けない。。
  
ロールピンを抜いて、d14穴×L30カラーをシャフトに挿入し、
M14ナットを締めこんで行けば抜けるように思ったけど、容易には抜けませんでした。
和光ケミカルのラスペネA121をぶっかけて1日置いたら、ようやく抜けた。
錆を落として、表面を磨き機構を復活させる。

 
磨き過ぎたので、塗装した。グリスアップ、溝付きスプリングピンφ6×20を打ち込み復旧。

  
ワッシャ14、ばね、ナットM14を組み付け、パイロットバルブに戻す。このとき
シャフトを押し込んで、スプリングピンがU溝から出で回転できるか確認する。
回らないときは、ナットを組むときに、ばねが縮みすぎ。
その結果、押し込みストロークを確保できていない。M14ボルト部の出代を10mmぐらいにして組めばよい。



K-022では、2パターンマルチや、4パターン 5パターンマルチはオプションだった。

当時は4パターンマルチではなく、5パターンマルチ。
パーツリストのメイバンのイラストを見ると、5パターンの注意メイバンがあった。

クボタ建機の修理待機所にあったK-020は5パターンマルチ。

5パターンマルチの場合、切り替え機構は左コラムの下の床に追加装備されるようです。

なので今回の記事は、ロックノブ装備無しK-022の切り替え方法として扱ってください。

近所には同型機が何台もあったから、同じ機種を使っていた後輩に聞いたところ、
うちのやつは切り替えができて、左コラム(コントロールボックス)に黄色い
注意銘板が貼ってあったとのこと。
ついでに取説はないか聞いてみたけど、無いとのこと。残念。

それにしても、屋外保管の建設機械は、ねじが錆だらけ。
  
ここのねじは、どうしても頭がなめて緩まない。ドリルで頭を飛ばし、M8溶接ナットの中もさらう。

 
残ったねじを取り除き、M8×P1.25タップでさらう。
苦労したよ。

ねじは、取り替えた。ホームセンターバローのばら売り
十字穴つきなべ小ねじM8×20(33円)、ばね座金M8(12円)

スイングペダル固着
 
ブームを左右に振ることができるスイングペダル
これが固着しており、動かない。

クボタ建機にどうして動かないのか、ワイヤーが固着しているのか聞いたところ、
クボタはリンクロッドでコントロールバルブにつないでいる。
ペダルが動かない、あるいは動いても中立に戻らない場合は、各部の錆びつきが原因とのこと。

部品表に構造がわかるイラストがあった。
足元の鉄板が外せれば、浸透性潤滑剤ドバドバかけてペダルを左右に
ギッコンバッタンさせることで直る場合がある。

ユンボの修理をYOUTUBEでしらべていたら、
Don gala(ドンガラ)チャンネルを見つけた
建設機械、農業機械の修理をするぼかし興業さん、すごく知恵がある方ですね。
参考になるし感心します。
岡山市東区浦間あたりで活躍しておられるようです。






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